二上山のトイレと飲料水,自販機,湧水

二上山にあるトイレは、竹ノ内街道(166号)側の万葉の森駐車場と、馬の背の二箇所しかない。

馬の背のトイレと売店

馬の背のトイレは雨水であり飲用不可なので注意が必要。

馬の背のトイレ_飲用不可

状況によっては、色は普通だが鉄のニオイがきつすぎて、手洗いすら避けたい時がある。

雨が不足すると、そのような状態になるのだろうか?

屋根のソーラーパネルによる電力で雨水を動かしているようだが、夜間でも照明はない。

馬の背のトイレ_夜間

馬の背には売店があるが概して閉まっているので、売店からの飲料入手は確実ではない。

万葉の森駐車場のトイレも雨水であり飲用不可。

万葉の森駐車場のトイレ
万葉の森駐車場のトイレ_飲用不可

だが、トイレの前、農産物直売所前には自販機(1台)があるので、飲料は手に入る。

自販機_万葉の森駐車場
2016年4月稼動確認

万葉の森駐車場のトイレは、夜間は照明あり(接近すると点く)。

万葉の森駐車場のトイレ_夜間

湧水は祐泉寺ルートや古代池にあるが、水量の少ないポイントでは、枯れていることもある。

古代池湧水
↑古代池付近の湧水↑

関連:二上山源流水(祐泉寺-馬の背)

関連:湧水(祐泉寺-馬の背)

関連:湧水(古代池)

二上山には給水ポイントが少ないので、水は必ず携行しよう。

初心者ルートである上ノ池横登山口からのルート、メジャーなダイトレ(ダイヤモンドトレール)にも湧水はなく、トイレは馬の背までないので注意。

祐泉寺ルート(馬の背-祐泉寺,岩屋-祐泉寺)の湧水は飲用可能(当然自己責任で)であるが、本来、山水はそのまま飲むべきではない。

コップ2個_二上山源流水

寄生虫であるエキノコックスの懸念があるためだ。

エキノコックスは60℃10分間の加熱で死滅するので、山水は加熱してから使用するべきである。

エキノコックスは高緯度地域(東北以北、特に北海道)に生息するので、二上山(奈良県)では問題ないだろうが、感染経路は不明なものの、愛知県でもイヌ1頭の感染が報告されている。

また、カンピロバクター(微生物)の懸念もある。

2017年5月、新潟県妙高市で、校外学習で訪れた山の湧き水を飲み、発熱や腹痛などの症状を訴えた事案。

井戸水や湧水は、やはり煮沸してから飲むようにすべきである。

ミヨコ池付近の大和高田バイパス沿いにあるヤマト運輸二上山センターの隣にあるアクロスという会社の前に自販機があるので、水分補給が可能。

自販機_アクロス
↑2016年5月稼動確認↑

ミヨコ池ルート利用の場合は役に立つだろう。

ダイトレ登山口から穴虫峠(府道703号線)に向う途中の果物直売所に自販機あり?

大和高田バイパスと府道703号線の交点(穴虫交差点)にはコンビニがあったが、今はない?

どんづる峯前の府道703号線沿いにトイレができたが遠すぎる。

道の駅「近つ飛鳥の里・太子」や「ふたかみパーク當麻」は遠く、営業時間も短いが、トイレ(上水道)と自販機は常時利用可能。

近つ飛鳥の里・太子

ふたかみパーク當麻

馬の背に自販機を置くとそれなりに売れると思うのだが(昔はあった?)、電気や保安の問題で撤去されたのかは不明。

なお、馬の背までは小型車両が入れるので、自販機の補充は可能なはずだ。

2016年3月